滋賀県大津市にある「石山寺」の御朱印を紹介をします。
御朱印
石山寺の御朱印
※西国三十三所観音霊場第13番札所
石山寺の 御朱印(御詠歌)
※西国三十三所観音霊場第13番札所
「後の世を 願うこころは かろくとも ほとけの誓い おもき石山」
御詠歌
石山寺の 御朱印(不動尊)
境内案内
国宝の本堂と多宝塔
石山寺の本堂は、国の天然記念物の珪灰石(「石山寺硅灰石」)という巨大な岩盤の上に建ち、これが寺名の由来ともなっています。
『石山寺縁起絵巻』によれば、天平19年(747年)、石山寺は、聖武天皇の発願により、良弁僧正が如意輪観音をこの地に祀り創建したと伝えられています。東大寺の大仏建立にあたって黄金が不足しているので、黄金の産出を祈願するように命じられました。はじめは吉野の金峯山で祈願していましたが、蔵王権現の夢告を受けて、この石山の地にたどりつきます。そして岩の上に、聖武天皇から預かった聖徳太子の念持仏であった如意輪観音をこの地に祀って祈願したところ、そして程なく陸奥の国で黄金が発見されました。祈願が達成されたため、念持物を移動させようとしましたが、岩から離れなかったので、そこに草庵を建てて寺院としたのが始まりといわれています。
国宝の本堂は、承暦2年(1078年)の火災焼失後、永長元年(1096年)に再建されたもので、滋賀県最古の建築物です。また、建久5年(1194年)に建立された国宝の多宝塔は、源頼朝(みなもとのよりとも)の寄進によるもので、日本最古の多宝塔と言われています。内部には快慶作の大日如来像を安置されています。
「源氏物語」生誕の地
平安時代には、貴族たちによる石山詣が盛んになりました。特に女性の間で流行しました。紫式部をはじめ、藤原道綱母、菅原孝標女など、数々の女流文学者も参詣しました。
その中でも本堂の相の間にあるのが、紫式部ゆかりの「源氏の間」。新しい物語を書くためこの部屋にこもっていた紫式部が、8月の十五夜に中秋の名月が湖面にゆらめく姿から「源氏物語(げんじものがたり)」の構想を思いついたとされています。他にも「枕草子(まくらのそうし)」や「更級日記(さらしなにっき)」などの有名書物にも登場します。
寺院情報
宗派
東寺真言宗
御本尊
- 如意輪観音( にょいりんかんのん )
所在地
滋賀県大津市石山寺1-1-1
公式サイト
地図
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