京都市東山区にある「新熊野神社」の御朱印〈2種〉を紹介をします。
御朱印
新熊野神社の御朱印
スタンプの組み合わせで4種類になります。
境内案内
京都三熊野社のひとつ
「新熊野神社」は「いまくまのじんじゃ」と読みます。
平安時代、和歌山県南部にある熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の熊野三山を参拝する「熊野詣」が流行していました。しかし、当時の都の人が熊野に参拝することはとても容易ではありませんでした。そこで、熊野の神を京都に勧請するように、後白河上皇が平清盛に命じ、土や木材などを熊野から調達し、永暦元年(1160年)に造営したのが始まりと言われています。
その後350年間、当社は繁栄を極めましたが、応仁の乱以降、度々の戦火に見舞われ、一時は廃絶同様の状態になってしまいました。それを再建されたのが、江戸時代初期の頃です。現在の本殿は寛文13年(1663年)聖護院宮道寛親王によって修復されたものと言われています。
御神木の椥(なぎ)
新熊野神社は古くから「梛の宮」と呼ばれ、本殿の左右には御神木の椥(梛)があります。昔から、梛は災いをなぎ払うといわれ、平和を招来するといわれてきました。また、梛の葉は切れにくいことから縁結び、二つ並んで実をつけることから夫婦円満のご利益があるとされています。
また、大きな樟(クスノキ)が、鳥居の左側にあります。後白河上皇が植えたと伝えられており、樹齢900年のこの樟は京都市の天然記念物に指定されています。この樟は、おなかの神様と親しまれており、おなかが弱い人がさすると良いと言われています。
旅のお守りとして梛の葉を頂く風習があったそうで、御神木の梛の葉が入った栞を頂きました。新緑の季節より無事に旅ができますようにと、若草色を選んでくださりました。心遣いに感謝です。
神社情報
御祭神
- 熊野牟須美大神(くまのむすびのおおかみ)〈日本神話では伊弉冉尊(いざなみのみこと)〉
所在地
京都市東山区今熊野椥ノ森町42
公式サイト
地図
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