京都市伏見区にある「金札宮」の御朱印を紹介をします。
御朱印
金札宮の御朱印
境内案内
能の謡曲「金札」の舞台
金札宮は、奈良時代の天平勝宝二年(750年)長さ二丈ほどの大きな流れ星が降るという異変があり、孝謙天皇が深く心配し思案されていました。
その時に、伏見久米の里の翁が、白菊を植えて楽しんでいる行いが、とても奇妙なので、里人が翁に名前を聞いたところ、「吾は、太玉命で天下の豊秋を喜び、年久しく秋ごとに白菊を賞でて来たり、もし干天で、稲が枯れる時には白菊の露を潅がむ。」と答え、手にした白菊を振ると、清らかな水が湧き出しました。さらに「人々一度この白菊に霑えば、たちどころに福運が着て、家運は長く隆盛し、子孫繁栄し、火災の禍から除かれるであろう。」と言ったそうです。
里人はおどろいて、天皇に報告したところ、天皇はたいへん喜んで「金札白菊大明神」の名前を与え、里人は協力して社殿を造営しました。
そして、建設中に突然金の札が振ってきたそうです。
札には、「永く伏見に住んで国土を守らん」という誓が書いてありました。
何事かと人々が集まって来るうちに、天から声がして、
「我こそは天照大神より遣わされた天太玉命なり、我を拝まんとすれば、なお瑞垣を作るべし」と、聞こえたそうです。
そこで里人たちは、本社と金札を祀る「金札の宮」を立てたと伝えられています。
観阿弥が作った能の謡曲「金札」にもなっています。
近年は金運のパワースポットに
金札宮は伏見でも最も古い神社のひとつといわれています。
御利益は、五穀豊育・火難除去・家運隆昌であるのですが、近年は金札の名前から金運アップのパワースポットになりつつあるようです。
樹齢は1200年以上の御神木
境内には樹齢1200年に達するとも言われるご神木のクロガネモチがあります。京都市の天然記念物にも指定されていて、冬になると木々いっぱいに赤い実を付けます。
このご神木「クロガネモチ」も、“金持ち”に転じる事から金運アップの木として親しまれているようです。
神社情報
御祭神
- 天太玉命(あめのふとたまのみこと〈白菊明神〉)
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
所在地
京都府京都市伏見区鷹匠町8
公式サイト
地図
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