京都市北区にある上賀茂神社境外摂社「大田神社」の御朱印を紹介をします。
御朱印
大田神社の御朱印
境内案内
平安時代からの名所「大田ノ沢のカキツバタ群落」
大田神社の起源は明確かではありませんが、上賀茂神社が造営される以前から祀られ、恩多社(おんたしゃ)とも言われていました。927年(延長5年)成立の「延喜式」の神名帳には「太田神社」と記載され、式内社に列していました。現在は上賀茂神社の境外摂社です。
参道の脇の「大田の沢」には約2000平方メートルの敷地にカキツバタ約25,000株が自生しており、「大田ノ沢のカキツバタ群落」と呼ばれていて、昭和14年(1939年)に国の天然記念物に指定されました。この大田ノ沢は平安時代から名所とされていて、文治6年(1190年)には、「千載和歌集」の編者としれ知られる藤原俊成公も大田神社のカキツバタを歌に詠んでいます。
「神山や 大田の沢の かきつばた 深き頼みは 色に見ゆらむ」
また、尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図」のモチーフになったとの言いわれています。
雨乞い石の「蛇の枕」
鳥居前に架かる石橋右側下の水面から、小さな石が顔をのぞかせています。この石は「蛇の枕(じゃのまくら)」または「雨石」と呼ばれ、蛇が枕にしていたとされています。蛇は昔から雨を降らせる生き物とされ、この蛇がいる枕のもとに行けば、雨乞いができると考えられたそうです。この枕石を農具(鉄器)などで叩いくと、枕を叩かれた蛇が、怒って雨を降らせるという言い伝えがあるそうです。
上賀茂神社の御朱印情報
神社情報
御祭神
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
所在地
京都市北区上賀茂本山340
公式サイト
地図
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