京都市東山区にある「蓮華王院(三十三間堂)」の御朱印を紹介をします。
御朱印
蓮華王院(三十三間堂)の御朱印(平成29年8月)
蓮華王院(三十三間堂)の御朱印(平成31年4月)
※洛陽三十三所観音霊場第17番札所
境内案内
長さ120mある本堂
「蓮華王院」は、もとは平安後期に院政で国を治めた後白河上皇が平清盛に命じ、離宮として建てた法住寺殿の一画に建てられました。創建当時は五重塔なども建つ本格的な寺院でしたが、建長元年(1249年)の火災で焼失し、文永3年(1266年)に本堂のみが再建されました。本堂の長さは約120メートルあり、柱の間数が33あるので「三十三間堂」とも呼ばれています。また、堂内には1001体もの観音像が祀られています。本堂は国宝に指定されています。
1001体の千手観音像
本堂には、国宝に指定されている本尊「千手観音座像」を中心に、その左右には10段×50列=500体の千手観音立像がそれぞれ並びます。本尊の後ろにも1体あり、合わせて1001体もの千手観音立像が立ち並ぶ姿は圧巻です。1001体の千手観音立像は同じ顔をしたものが1つもありません。また、壇上に並ぶ像は、自然に1つ残らず拝めるように計算して配置されています。
千手観音は、正しくは「十一面千手千眼観世音」といい、千手とは、一本で25の世界を救う手が40本あることより、25×40=1000で千手、と言うことらしいです。
また、1001体の千手観音の両脇に、風神像と雷神像が配置されています。これは、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」のモデルになったとも言われていて、国宝に指定されています。
夜泣き泉
お堂創建の翌年(1165年)に、ひとりの堂僧が夢のお告げにより発見したという「霊泉」です。『古今著聞集』によると「いつも冷たく美味しくて、飲んでもお腹を痛めることのない“極楽井”で、どんなに汲んでも尽きず、汲まない時も余ることのない不思議な泉だ」と書かれています。
夜のしじまに水の湧き出す音が人の“すすり泣き”に似ることから、“夜泣き“泉といわれるようになり、いつ頃からか傍らに地蔵尊が奉られ、特に子どもの「夜泣き封じ」に功徳があるとされてきたそうです。
妙法院門跡の御朱印
寺院情報
宗派
天台宗
御本尊
- 千手観音(せんじゅかんのん)
所在地
京都市東山区三十三間堂廻り町657
公式サイト
地図
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