京都市右京区にある「大覚寺」の限定御朱印を紹介をします。
御朱印
大覚寺の御朱印(膝丸)
※書置き
※2017年9月29日~12月4日名宝展期間中(数量不明)
境内案内
秋季特別名宝展「大覚寺の近代絵画」
膝丸(ひざまる)は髭切とともに源氏重代の太刀として伝えられている日本刀です。罪人を試し切りした際、膝まで切れたというのがこの名の由来と言われています。重要文化財にも指定される一振りです。
この刀はその後次々と名を変えており、源頼光の代、源頼光が己を熱病に苦しめた山蜘蛛を切り名を「蜘蛛切」と改められました。そして、源頼基、源頼義、源義家を経て源為義の代には夜に蛇の泣くような声で吠えたので「吠丸」と名を改められました。その後、為義の娘婿である熊野別当行範に引出物として譲られましたが、行範は「源氏重代の刀を自分が持つべきではない」と考え熊野権現に奉納しました。後に熊野別当湛増から源義経に吠丸が贈られ、それを大層喜んだ義経は刀の名を「薄緑」と改めました。その名は熊野の春の山に由来するそうです。平家を討ち滅ぼした後に義経と源頼朝が仲違いし、義経は腰越状を書くも許されず兄との関係修復を祈願して薄緑を箱根権現に奉納しました。薄緑はその後、箱根別当行実から曽我五郎に渡され、源頼朝のもとに渡り、そこで髭切とひとそろいになったそうです。その後の来歴は不明ですが、現在は大覚寺が所蔵しています。
髭切(鬼切丸)の御朱印
大覚寺の御朱印情報
寺院情報
宗派
真言宗大覚寺派
御本尊
- 不動明王(ふどうみょうおう)
所在地
京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
公式サイト
地図
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