京都市右京区にある妙心寺塔頭「大雄院」の限定御朱印を紹介をします。
御朱印
大雄院の御朱印
大雄院の御朱印(不識)
※見開きサイズ
※ 秋季特別拝観御朱印
境内案内
尾張石河家の香華所
大雄院(だいおういん)は、慶長8年(1603年)に尾張藩家老であった石河光忠(いしこみつただ)がその父の菩提寺として慧南玄譲を開祖に迎えて建立されました。このことより、大雄院は尾張石河家の香華所となっています。
諸堂伽藍のうち、客殿と書院は享保11年(1726年)に再建されたもので、庫裏は江戸末期に改築されました。客殿(現在は方丈として使用)の襖絵は、江戸末期から明治初期にかけて活躍した柴田是真の作です。また、山門・本堂・庫裏は京都府指定文化財となっています。
大雄院は通常非公開寺院です。御朱印授与日はホームページやSNSでお知らせされます。
不識(ふしき)/禅語
梁の武帝に「無功徳」と答えた達磨大師。
武帝はさらに尋ねる「では、あなたは誰?悟りを得た立派で高貴な人ではないのか?」
達磨の答えは「不識」識らず、そんな事は知らんと言うのです。
達磨は確かに、香至国の王子でありながら出家しその中で悟りの道を得た大人物です。
だからこそ武帝の元へお呼びがかかったわけですが、達磨は自分の身分も、悟ったと言う自意識さえも捨ててしまった。自分が何者であるか、そんなことにはとらわれていない様子を伝える逸話です。
人は皆、他人の評価を通して自分の価値を決めてしまうことがあります。しかし、そうして得られる自分の姿は本当の自分でしょうか。立場、身分、思い込みや自負、そう言うものは常に自分とともにあるのだけれども、そこには囚われず、執着を捨てて生きていく、さすればすでにある幸せをあるがままに感じる境地へと近づくのです。
大雄院の御朱印
妙心寺の御朱印
寺院情報
宗派
臨済宗妙心寺派
御本尊
- 釈迦牟尼(しゃかむに)
所在地
京都市右京区花園妙心寺町52
公式サイト
地図
最新情報をお届けします
コメント